メニューにもどる | |||||
数アカ通信第002号
数英教育アカデミー 中学生クラスの指導について
数英教育アカデミーで、中学生の学習指導をするにあたって、初期のころある模索をしました。 それは、学校の授業の《予習型》にするか、それとも《復習型》にするかという模索です。
《復習型》だと、授業時間のほとんどを問題練習に使えるので、効率的です。 この形で少しやってみました。
しかし、問題が生じました。 生徒が学校の授業内容をきちんと理解できてない、という問題です。
そういえば、これまで生徒たちが 「学校の授業が分からない」 と言うのを何度聞いてきたことでしょう。
理解できてないまま進めることはできないので、授業内容を解説するようになります。 それなら、初めから、学校の授業でやるより先に塾で解説した方がいい。
こうして、学校の授業よりも先に、塾で新しい学習内容を学ぶという「《予習型》の指導方式」が定着するに至ったのです。
これは、私が中学校で30年間積み重ねてきた授業内容を塾用に手直しして、一斉授業で教えるのです。 1時間1時間、生徒たちがしっかり理解してくれるかなあという緊張感が常にあり、教える側は非常にエネルギーを使います。
この方式でやることのメリットの一つは、生徒たちが学校の授業をより理解しやすくなるということでしょう。
ただし、問題点もあります。
何も予備知識のない真っ白なところに、新しい学習内容を積み上げていくのです。数学は積み上げの学問です。 前の時間に学習したことを忘れてしまっていては、次の学習内容が積み上げられないのです。
そこで、どうしても、 塾で学習したことを家で復習する ことが必要になってきます。
なかなか生徒たちはそれをしません。 塾の授業でよくわかったから、それで身についたものと思って油断するのです。 そうして、学習内容の積み上げが不十分なまま進んでいくようになってしまうのです。
完全個人(マンツーマン)クラスも、基本的に、この予習形式で授業を進めます。 以上のことから、塾を休まないということと、塾で学習したことを自分で家で復習することが大切であるということをお知りおき頂けたらと思います。
完全個人クラスの生徒も、プリントは出していませんが、同様です。
一斉個別授業を受ける皆さんおよび保護者の皆さんへ(pdfファイル)
|
|||||